川越「十限無」ベジタリアンだけにたべさせるのはもったいない豆乳蕎麦!(2019年) [蕎麦]
【2019.02.11記載】
埼玉県の川越にあるお店です。
蔵の街から少し離れた喜多院、成田山別院の近くです。川越ー日高線沿いにあって、お店の正面に川越を代表するお菓子屋さん「くらづくり本舗」の久保町本店がありますので、目印になります。
お店も昨年末で1周年という事で、常連さんもかなり増えているようです。私も週末は通っていますが、毎日来られている方もいるそうなので、私など偉そうな顔はできません。(笑)
このお店の売りは、手打ちではあり得ないくらい極細の十割蕎麦と秘伝の濃厚なつけ汁です。お蕎麦に関しては、どこかの書き込みで、「機械打ちか? 手打ち感なし」とのコメントがあって笑ってしまいました。まあ、褒め言葉なのでしょうね~。(笑) 濃厚なつけ汁は、通常の3倍以上の一番出汁のみを使った「出汁」と2種類の醤油をブレンドし、味醂、氷糖みつを合わせて2カ月以上寝かせた「返し」を合わせた濃厚、重厚なものです。
ですので、蕎麦好きとしては、まずは「十割そば切り」で蕎麦とつけ汁を味わって欲しいです。
しかし、悩ましい事にこのお店には、この濃厚な出汁を使わないのに美味しいお蕎麦もあるのです。
それが以前も紹介した「精進そば」で、青首大根のしぼり汁に「返し」を入れて頂きます。出汁が入っていないので、どんなもんだかと思って食べましたが、驚きの美味しさです。以来病み付きになっています。
ビタミン大根を使ったものも頂きました。(メニューにはなし)
さらにもう二つ出汁を使わないお蕎麦があります。(注:コロナの影響で現在はメニューにはありません。復活するとは思いますが…)
・ゆばのせごま豆乳そば(ぶっかけタイプ)
・ごま豆乳そば(つけ汁の代わりにごま豆乳)
私も1年近く通っていますが、この二つは食べた事がありませんでした。「豆乳で蕎麦なんて邪道じゃない?」なんて思っていました。(^^)ところが、食べてビックリ! その美味しさに嵌っています。
ごま豆乳そばも精進そばも出汁が入っていないので、動物性たんぱく質ゼロです。ベジタリアンやビーガンの方には最適だと思います。まずは、そばがき、あるいはそば刺しを食べてから〆に精進そばかごま豆乳そばを食べると満足できると思います。
そばがき、そば刺し、精進そば、ごま豆乳そばは、いずれも「返し」を付けて、かけて頂きます。
以前も書きましたが、この「返し」はとっても甘いんです。味醂と氷糖みつを入れているので甘いのは当然なのでしょうが、この甘い「返し」+「出汁」だけでこのお店の江戸風の辛汁になるとはまったく想像できません。ご主人に確認しましたが、出汁と返し以外は何も入れていないそうです。謎です。(実際には1リットル当り1gの塩を入れているそうです(蕎麦春秋の記事より)が、この程度の量では味にそれほど影響はないと思います)
最初にゆばのせごま豆乳そばに「返し」を掛けて食べる時、甘目の豆乳に甘い「返し」は合わないのでは? と疑問に思いましたが、食べてみるとあら不思議! それほど甘味の立たないきちんとした味のつけ汁になっています。とても不思議でした。
ごま豆乳蕎麦です。
湯葉のせごま豆乳蕎麦
「返し」は普通の調味料のように足し算ではなくて、 複雑なパラメータが絡み合ったマトリクス演算(意味不明 笑)を行っているような印象を受けました。とにかく不思議です。
また、のっている湯葉がまた美味しいです! これほど美味しい湯葉は初めて頂きました。ご主人がお気に入りの湯葉しか使わないそうです。1,300円と少々お高いですが、食材費を考えると妥当なんだと思います。
また、最近さつま芋とゴルゴンゾーラチーズ和えにも嵌っています。もともとお酒やワインを飲む時のつまみなのでしょうが、さつま芋の甘さとはちみつの甘さが丁度良くて甘味としても行けます。盛りつけもお蕎麦屋さんとは思えないセンスの良さです。
この料理、川越の某レストランがTTP(徹底的にパクる)したそうです。(笑)
長々と書いてしまいましたが、個人的には川越では一押しの美味しいお蕎麦屋さんです。
ごちそうさまでした!
【追記】
メニューが新しくなって、かなり新しいメニューが増えました。その中で「明太子とマスカルポーネチーズの蕎麦」と「わらび餅」を頂きました。
「明太子とマスカルポーネチーズの蕎麦」
明太子とマスカルポーネでお蕎麦を和えて更に海苔と明太子がトッピングされています。期待通りの美味しさです。御主人がもう少し太めの蕎麦でも試してみようかな...とのコメントがあったので、それも楽しみですね~。
「わらび餅」
本わらび粉を使ってご主人自ら練り上げた本格的なわらび餅です。きな粉がまぶしてあります。
正直言って本当に美味しいです。先日は、あまりに美味しいのでおかわりしてしまいました。(笑) わらび餅本来の美味しいさがきちんと分かります。これまで箸で持てないほど柔らかいわらび餅が美味しいと思っていましたが、柔らかすぎると味はあまり良く分かりませんが、このわらび餅はきちんと美味しさが伝わってくる適度な柔らかさです。
黒蜜が付いてきます。これもトロトロと時間をかけて煮詰めたもので、味に深みがあります。
甘味好きの方にはぜひ食べて頂きたい逸品です。値段は650円と少々高めですが、本わらび粉を使っていますので納得の味です。
(注:現在は事前に予約が必要です)
【満足度】4.2
・十限無(じゅげむ) 川越の美味しい十割蕎麦 (2018年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2018-05-04
・十限無(じゅげむ) 川越に美味しいお蕎麦のお店ができた! (2018年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2018-02-18-1
埼玉県の川越にあるお店です。
蔵の街から少し離れた喜多院、成田山別院の近くです。川越ー日高線沿いにあって、お店の正面に川越を代表するお菓子屋さん「くらづくり本舗」の久保町本店がありますので、目印になります。
お店も昨年末で1周年という事で、常連さんもかなり増えているようです。私も週末は通っていますが、毎日来られている方もいるそうなので、私など偉そうな顔はできません。(笑)
このお店の売りは、手打ちではあり得ないくらい極細の十割蕎麦と秘伝の濃厚なつけ汁です。お蕎麦に関しては、どこかの書き込みで、「機械打ちか? 手打ち感なし」とのコメントがあって笑ってしまいました。まあ、褒め言葉なのでしょうね~。(笑) 濃厚なつけ汁は、通常の3倍以上の一番出汁のみを使った「出汁」と2種類の醤油をブレンドし、味醂、氷糖みつを合わせて2カ月以上寝かせた「返し」を合わせた濃厚、重厚なものです。
ですので、蕎麦好きとしては、まずは「十割そば切り」で蕎麦とつけ汁を味わって欲しいです。
しかし、悩ましい事にこのお店には、この濃厚な出汁を使わないのに美味しいお蕎麦もあるのです。
それが以前も紹介した「精進そば」で、青首大根のしぼり汁に「返し」を入れて頂きます。出汁が入っていないので、どんなもんだかと思って食べましたが、驚きの美味しさです。以来病み付きになっています。
ビタミン大根を使ったものも頂きました。(メニューにはなし)
さらにもう二つ出汁を使わないお蕎麦があります。(注:コロナの影響で現在はメニューにはありません。復活するとは思いますが…)
・ゆばのせごま豆乳そば(ぶっかけタイプ)
・ごま豆乳そば(つけ汁の代わりにごま豆乳)
私も1年近く通っていますが、この二つは食べた事がありませんでした。「豆乳で蕎麦なんて邪道じゃない?」なんて思っていました。(^^)ところが、食べてビックリ! その美味しさに嵌っています。
ごま豆乳そばも精進そばも出汁が入っていないので、動物性たんぱく質ゼロです。ベジタリアンやビーガンの方には最適だと思います。まずは、そばがき、あるいはそば刺しを食べてから〆に精進そばかごま豆乳そばを食べると満足できると思います。
そばがき、そば刺し、精進そば、ごま豆乳そばは、いずれも「返し」を付けて、かけて頂きます。
以前も書きましたが、この「返し」はとっても甘いんです。味醂と氷糖みつを入れているので甘いのは当然なのでしょうが、この甘い「返し」+「出汁」だけでこのお店の江戸風の辛汁になるとはまったく想像できません。ご主人に確認しましたが、出汁と返し以外は何も入れていないそうです。謎です。(実際には1リットル当り1gの塩を入れているそうです(蕎麦春秋の記事より)が、この程度の量では味にそれほど影響はないと思います)
最初にゆばのせごま豆乳そばに「返し」を掛けて食べる時、甘目の豆乳に甘い「返し」は合わないのでは? と疑問に思いましたが、食べてみるとあら不思議! それほど甘味の立たないきちんとした味のつけ汁になっています。とても不思議でした。
ごま豆乳蕎麦です。
湯葉のせごま豆乳蕎麦
「返し」は普通の調味料のように足し算ではなくて、 複雑なパラメータが絡み合ったマトリクス演算(意味不明 笑)を行っているような印象を受けました。とにかく不思議です。
また、のっている湯葉がまた美味しいです! これほど美味しい湯葉は初めて頂きました。ご主人がお気に入りの湯葉しか使わないそうです。1,300円と少々お高いですが、食材費を考えると妥当なんだと思います。
また、最近さつま芋とゴルゴンゾーラチーズ和えにも嵌っています。もともとお酒やワインを飲む時のつまみなのでしょうが、さつま芋の甘さとはちみつの甘さが丁度良くて甘味としても行けます。盛りつけもお蕎麦屋さんとは思えないセンスの良さです。
この料理、川越の某レストランがTTP(徹底的にパクる)したそうです。(笑)
長々と書いてしまいましたが、個人的には川越では一押しの美味しいお蕎麦屋さんです。
ごちそうさまでした!
【追記】
メニューが新しくなって、かなり新しいメニューが増えました。その中で「明太子とマスカルポーネチーズの蕎麦」と「わらび餅」を頂きました。
「明太子とマスカルポーネチーズの蕎麦」
明太子とマスカルポーネでお蕎麦を和えて更に海苔と明太子がトッピングされています。期待通りの美味しさです。御主人がもう少し太めの蕎麦でも試してみようかな...とのコメントがあったので、それも楽しみですね~。
「わらび餅」
本わらび粉を使ってご主人自ら練り上げた本格的なわらび餅です。きな粉がまぶしてあります。
正直言って本当に美味しいです。先日は、あまりに美味しいのでおかわりしてしまいました。(笑) わらび餅本来の美味しいさがきちんと分かります。これまで箸で持てないほど柔らかいわらび餅が美味しいと思っていましたが、柔らかすぎると味はあまり良く分かりませんが、このわらび餅はきちんと美味しさが伝わってくる適度な柔らかさです。
黒蜜が付いてきます。これもトロトロと時間をかけて煮詰めたもので、味に深みがあります。
甘味好きの方にはぜひ食べて頂きたい逸品です。値段は650円と少々高めですが、本わらび粉を使っていますので納得の味です。
(注:現在は事前に予約が必要です)
【満足度】4.2
・十限無(じゅげむ) 川越の美味しい十割蕎麦 (2018年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2018-05-04
・十限無(じゅげむ) 川越に美味しいお蕎麦のお店ができた! (2018年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2018-02-18-1
2020-08-14 22:18
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