SSブログ

蕎麦懐石の名店立川の「無庵」 [蕎麦]

蕎麦懐石の名店

今回は立川にある「無庵」さんに伺いました。
最近、通っている埼玉県の鶴ヶ島にある「さくら荘」さんのご主人が修行されたというお店なのでずっと行きたかったのですが、ようやく行く事ができました。さくら荘のご主人に伺った所、東村山の土家さん、根津の雙柿庵さん、葉山の蕎麦 惠土さん、金沢の蕎味 櫂さん、松本の滿などの有名店のご主人がこのお店で修行されていたそうです。

川越から車で行きましたが、以前、武蔵野市、小平市に住んでいた事があるので、国分寺、国立、立川辺りは行動範囲でしたので久しぶりの風景を楽しみました。駐車場がないので、近くのパーキングに停めてGoogle Mapを頼りに行きますが、細い道が多くてなかなかお店にたどり着けませんでした。スマホの地図を見てこんなに迷ったのは、「眠庵」さん以来久しぶりです。(笑)
PXL_20211023_032751934.jpg
PXL_20211023_032800311.jpg
道が混んでいたので口開けに5分くらい遅刻してしまい、席が一杯なのでお待ち下さいとの事です。お店は民家をリノベーションした和モダンな空間ですが、靴のまま入ることができます。暗めの店内にジャズが流れています。しばらくして、「12時半までであれば予約のお席が使えますが」との事でそちらの席に案内されました。一人だったのでその時間であれば十分と考えました。
PXL_20211023_024722458.jpg
メニューを見て、蕎麦豆腐、そばがき、せいろ、きのこの天ぷらをお願いしました。(お蕎麦の大盛はないそうです)花番さんが、「きのこの天ぷらはお一人用にしましょうか」と提案して頂き、それでお願いしました。このような花番さんの対応はうれしいですね。

まずそばがきが出されました。丸い白っぽい大き目の椀にお湯が張られていてそばがきが鎮座しています。少し褐色かかった表面には玄蕎麦の星が良い具合に飛んでいます。そのまま頂くと、少しかためのフワトロ?で美味しいです。食べていると玄蕎麦の歯応えがあり野趣があります。これまで味わった事がない風味が素晴らしくて最高に美味しかったです。(お値段が1,320円とかなり高いですが...)
PXL_20211023_025226598.jpg
PXL_20211023_025233961.PORTRAIT.jpg
PXL_20211023_025237262.PORTRAIT.jpg
次にそば豆腐が出されました。これは丸い椀にかぼちゃのポタージュが盛られ、それに四角く切ったそば豆腐、その上に海老がトッピングされています。見た目が鮮やかです。
PXL_20211023_025359964.PORTRAIT.jpg
PXL_20211023_025404236.PORTRAIT.jpg
お蕎麦が出される前に付け汁が出されました。蕎麦猪口と徳利が白い青磁風で、見込みが薄青色に透けて見えてとてもきれいです。その蕎麦猪口に付け汁を少し入れると付け汁が薄く広がります。これは見た目から美味しいと分かる汁です。
口当たりがとてもまろやかで、強くはありませんが辛目の汁です。

きのこの天ぷらは4種類くらいのきのこが載っています。説明を受けたのですが、覚えていません。(笑) 外側はサクサク、中がジューシーで美味しかったです。
PXL_20211023_031001345.jpg
PXL_20211023_031011009.PORTRAIT.jpg
お蕎麦は横長の箱に2山盛られています。丸抜きの微粉がベースですが玄蕎麦の星が結構飛んでいます。細切りですが風味良く、歯応えがある美味しいお蕎麦です。少し短めですが、つけ汁と頂くと気持ち良く啜れます。
PXL_20211023_031020212.PORTRAIT.jpg
PXL_20211023_031023428.PORTRAIT.jpg
PXL_20211023_031028366.PORTRAIT.jpg
最後に蕎麦湯を頂きます。
PXL_20211023_031726134.PORTRAIT.jpg
PXL_20211023_031734932.PORTRAIT.jpg
・そばがき:1,320円
・そば豆腐:690円
・きのこ色々天ぷら:924円(1人前)通常は1,650円
・せいろ:980円
計:3,914円 でした。
やはり値段は高めですが、全体として満足度は高かったです。

カフェのようなお洒落なお店の雰囲気、使われている器へのこだわり、美味しい料理などでともて気持ち良く食事ができるお店です。このお店のエッセンスが「さくら荘」さんにきちんと受け継がれている事を確認できました。

ごちそうさまでした!
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ミシュランガイド ビブグルマンのお店とは知らなかった! 仙台でお蕎麦と言えばこのお店!  [蕎麦]

【2019/09訪問】
安定した美味しさに満足!
このお店、お蕎麦に関して心酔している先輩の勧めで訪問しました。先日、以前買ってあったミシュラン宮城 2017年版 を見ていたら、ビブグルマンとしてこのお店が掲載されていてビックリ! 2019年版でも選出されているようです。ミシュランも意外と正しい評価をするんですね!(笑)

仙台にあるお店です。場所は前回の書き込みを読んで下さい。
今回も、泉パークタウンのアウトレットに奥さんを送って自由行動です。美味しいお蕎麦を食べたくて再訪しました。泉からは約8km、車で15分くらいの距離です。

13時半くらいに伺いました。ところが、お店の前にある4台分の駐車場が一杯でした。他にも駐車場があると聞いていたので、お店に電話をすると女性の花番さんが、丁寧に教えてくれました。お店から坂を登って信号のある交差点を左折してすぐまた左折して進むと右側に「妙庵」の看板がでている駐車場が2ヶ所ありました。奥の方に停めてお店に行きました。

いかにも美味しそうな雰囲気が漂っています。
IMG_4732.JPG
店内も雰囲気が良いです。掘りごたつの席もありますが、奥の部屋は畳の部屋にテーブル席並んでいます。
IMG_4739.JPG
IMG_4740.JPG
IMG_4741.JPG
IMG_5176.JPG

●1日目
奥の畳の部屋の2人掛けのテーブル席に座りました。

席に着くとお茶ではなくて蕎麦湯がだされます。
IMG_4733.JPG
この日は、郡山の隆仙堂で2時間前に蕎麦を食べたばかりですが、蕎麦であれば食べられます。(笑)
メニューをパッと見て、せいろと田舎そばを頼みました。(せいろを先にお願いしました)

2分後にせいろが到着です。相変わらず仕事が早いですね~。
十割蕎麦の茹で時間は10秒ちょっととの事なので、二八でも1分もかかりません。それでもこれだけ早く出てくるお店は私の経験では3軒くらしか思いつきません。

丸い笊に白っぽいお蕎麦が盛られています。細切りで星はほとんど飛んでいない端正なお蕎麦です。見るからに美味しそうです。
IMG_5157.JPG
IMG_5158.JPG
一口頂くと、風味と香りが素晴らしいです! 力強い蕎麦です。産地は書いていないので不明ですが、玄蕎麦が良いのでしょうね~。食べていると口の中に蕎麦の香りが広がります。やはりここのお蕎麦は美味しいです。

つけ汁は口当たりがまろやかで、辛口ですがそれほど強くありません。
せいろとの相性も良いです。

次は田舎そばです。こちらも細切りで、褐色で黒い星が沢山飛んでいます。
IMG_5159.JPG
IMG_5160.JPG
一口頂くと、こちらも風味と香りが良いです。噛んでいると時々穀物感を感じて美味しいです。私が好きな田舎蕎麦ですね。
ただ、完成度が高いせいろと比べてみるとやはりせいろの方が洗練されている印象です。

蕎麦湯はトロみがついているタイプで、美味しく頂きました。蕎麦湯は中国風の器で出されます。
IMG_4738.JPG

●2日目
このお店の蕎麦は奥さんにも食べさせようと思い次の日に再訪です。(笑)
この日も奥の畳の部屋の4人掛けのテーブル席に座りました。窓際に蕎麦の花が生けられていました。

この日は、奥さんに合わせて天ざるそばの大盛りをお願いしました。
さすがに天ぷらを頼むと時間がかかりますね。それでも10分くらいでお蕎麦と天ぷらが来ました。
IMG_5177.JPG
IMG_5182.JPG
せいろは、前の日と同じく風味と香りが素晴らしい。安定した美味しさです。
天ぷらは少し衣が厚いですが、サクサクしていてこちらも美味しいです。
奥さんに感想を聞くと、「重厚なお蕎麦ですね!」との事。そんなコメント初めて聞いたけど...。(笑)
蕎麦も天ぷらも満足したようです。

最近、古民家風のお店が多くてざんぐりとした陶器を使っているお店が多いですが、このお店は明るめの器(磁器?)を使っています。この辺りにもご主人のこだわりを感じました。

このお店は女性の花番さんが2、3人いますが、みなさんとても対応が良くてうれしいです。

ごちそうさまでした! 機会があればまた伺います。

【2018/07訪問】
この十割蕎麦は美味しい!

仙台にあるお店です。仙台は車での移動が前提です。
以前、仙台に住んでいたので、イメージが湧きますが、初めてだと場所がわかりにくいと思います。ナビは必須ですね。^_^
簡単に言うと、県道264号の長命ヶ丘東の交差点を仙台大観音方面に坂を登って、「うまい鮨勘」の手前の道を左折して下ってしばらく行った左側にあります。
駐車場は、お店の前に4台分ありますが少し狭いので入れ難くて出し難いです。

入口は、センスの良い佇まいです。これは美味しいお蕎麦を食べられそうな雰囲気が漂っています。
暖簾をくぐって入ると玄関で靴を脱いで上がります。

玄関を上がった廊下の右側が厨房で廊下の先に掘り炬燵のテーブル席が並んでいます。その右奥にもう二部屋あってそちらは畳に椅子のテーブル席です。奥の方が明るかったので奥の席に座りました。
13時半頃ですが、先客が三組いました。

席に座ると白濁した蕎麦湯が出されました。かなり熱いです。この日は、仙台も異常に暑かったので、正直言うと冷たいお茶が欲しかったですが、普段であれば蕎麦湯も良いですね。

メニューは、シンプルでした。十割せいろの大盛りを頼みました。
今回は写真を撮れませんでしたので、うろ覚えですが、確か1,050円です。

驚いた事に2分くらいでお蕎麦が来ました。そう言えば、十限無の御主人は「十割そばの茹で時間は10数秒くらいです。」と言っていましたので、他にお客さんが居なければこれくらい早いと言う事でしょう。

お蕎麦は、褐色で、切りは普通です。見た目、少し硬目のように見えます。
まずは一口。やはり少し硬めで歯ごたえのある好みのお蕎麦です。噛むほどに蕎麦の香りと風味が広がります。やはり十割蕎麦は、これでなければ...。とても美味しいです。

付け汁は、口当たりがまろやかで辛めの汁です。江戸蕎麦のような濃い味ではありませんが、美味しい汁ですね。

先客が帰って私一人になったので気兼ねなく大きな音を立てて啜って頂きます。(笑)
大盛りなので、量も十分です。これは満足のお蕎麦です。

蕎麦湯は中華風の入れ物で出されました。とろみの付いたタイプで、美味しく頂きました。

後で、写真のタイムスタンプを調べたら、お店に着いたのが13時30分、お店を出たのが13時47分でした。料理を待たされないとこんなに早く食べ終わるんだ...と思いました。

ごちそうさまでした! また機会があれば伺います。

【満足度】:4.2
nice!(3)  コメント(0) 

「原口そば」太切りの田舎蕎麦とおいしいそばがきを堪能(2020年) [蕎麦]

【2020年8月訪問】
山形の上山市にあるお店です。
仙台駅の近くのホテルに泊まって、月曜日の朝に仙台を10時頃出発しました。東北道から山形に入って下道を走りますが、流れは結構良いです。ほぼ時間通りの11時15分頃にお店に到着しました。広い駐車場には先客が1台いました。

このお店を選んだ理由の一つは、太い田舎蕎麦を食べられる事です。山形はイメージと異なりますが、更科系の細い・白いお蕎麦の店が結構多いんです。食べログのランキングだけ見て選ぶと更科蕎麦のお店だったりしますので、田舎蕎麦が好きな人は注意して下さい。私の場合、更科そばは関東でいくらでも食べられるので、山形では田舎蕎麦のお店を選んでいく事にしています。

お店は駐車場をのすぐ隣です。お店は大きな民家を使用しているようです。
00000IMG_00000_BURST20200803114048155_COVER.jpg
00000IMG_00000_BURST20200803114052785_COVER.jpg
入口を入ると正面の左側に厨房があり、玄関で靴を脱いで右側の畳の部屋に上がります。2間をつなげた広い畳の部屋にテーブル席が並んでいます。奥の空いている席に座りました。
IMG_20200803_111655.jpg
IMG_20200803_111705.jpg
メニューは
・もりそば:750円
・大もりそば:900円
・そばがき:650円(ごま、納豆)
シンプルにこれだけです。(^^)
もりそば二つとそばがき(ごま)をお願いしました。

まず薬味とナスの漬物、そばがきの胡麻だれが出されました。
IMG_20200803_112026.jpg
その後すぐにそばがきが出てきました。
大き目の四角い皿に鏡餅のように平らに延ばされています。
IMG_20200803_112315.jpg
一口頂くと、ふわとろ系のねっとり派のそばがきです。柔らかくてキメが細かくて風味豊ですね~。ふわふわしていて食べやすいです。ただし、付け合わせの黒ゴマがと~っても甘いです。美味しいんですが、お蕎麦の前に食べるには厳しいです。半分くらい食べて蕎麦のあとのデザート用に残しておきました。
00100lrPORTRAIT_00100_BURST20200803112332584_COVER_2.jpg
お蕎麦も大き目の四角い平皿で出されました。明るい褐色で、平打ちの田舎蕎麦です。それほど星は飛んでいないように見えましたが、よく見ると細かい星が飛んでいます。
00000IMG_00000_BURST20200803112719389_COVER.jpg
00100lrPORTRAIT_00100_BURST20200803112727943_COVER.jpg
一口頂きます。見た目通り、少し固めの凝縮された密度の高いお蕎麦です。でも、ここのお蕎麦も風味、香りをほとんど感じられません。これにはかなりガッカリです。山形の田舎蕎麦ですので、強い風味とむせ返るような香りを期待して来たのですが残念です。確かにお蕎麦にとっては厳しい季節ですので期待しすぎたのでしょうか...。
00100lrPORTRAIT_00100_BURST20200803112724213_COVER.jpg
お蕎麦の味は甘味があって美味しいです。出汁のきいた甘目の汁に浸して頂くとどんどん食べられます。

お蕎麦を食べ終わった後、蕎麦湯を楽しみながら、残しておいたゴマのそばがきを頂きました。うん、この甘さはデザートの甘さだ! ふわとろのそばがきを美味しく頂きました。そばがきの分で少しポイントUPです。

最近は、玄蕎麦の管理が良くなったおかげでしょうか、関東だとこの季節でもそれほど風味が落ちることなくお蕎麦を頂けます。(もちろんお店によりますが…)山形の地の物を売りにしているお店はその辺の管理が難しいのかも知れません。おそらく新そばの季節にはまったく違うお蕎麦が出されるのでしょうね。次回はその時期にトライしてみたいと思います。

ごちそうさまでした!

【満足度】3.5
nice!(0)  コメント(0) 

洗練された蕎麦「百日紅」埼玉県でもトップクラスの蕎麦 [蕎麦]

【2018/09/23 訪問です】
川越の隣の日高市にあるお店です。
連休で近くの巾着田の彼岸花が見頃なので、周辺の道がかなり混んでいました。お店の周辺には工場があって、こんな所に蕎麦屋が?というロケーションです。お店の前の通りの百日紅の花が見ごろでした。
11時を目指して車を走らせますが、予想以上に道が混んでいてお店に着いたのは11時10分過ぎです。駐車場にはすでに3台の車が停まっています。駐車場に停めるとお店の女性が来て、名前を聞かれました。そうか、このお店は開店は11時半だった! しばらく来ていないので忘れていました。(^^)

11時20分頃に暖簾が掛けられてぞろぞろと入りました。暖簾が掛かったのになぜか皆さん遠慮して入らないので、率先して入りました。(笑)
窓際の2人席に案内されました。

いつものように入口の右に蕎麦の産地が書かれています。
・せいろ 北海道産 牡丹
・玄碾き 島根県 出雲の舞

メニューを見ると、土曜日限定の玄碾きそばがありますね。
せいろと替えざるで玄碾きそば(8食限定)をお願いしました。
IMG_5104.JPG
いつもより時間がかかり10分くらいでせいろが出されました。
丸い笊に盛られた少し明るめの色のお蕎麦です。いつものようにエッジの立った見事なお蕎麦です。見ただけで美味しさが伝わってきます。良く見ると細かい星が飛んでいます。
IMG_5105 (1).jpg
一口頂くと、やはり完成度が高いお蕎麦です。蕎麦の風味が良いです。きちんと繋がっていて気持ち良く啜れます。
IMG_5106.JPG
せいろを食べ終わると玄碾きそばが出できました。

玄碾きそばは褐色でかなり太めの蕎麦ですが、透明感があるお蕎麦です。この太さできちんとエッジが立っているのは素晴らしい。
IMG_5107.jpg
さすがに短い蕎麦が多いですが、しっかりと打たれていて歯応えも十分です。
IMG_5108.JPG
せいろに比べるとやはり風味が強くて力強いお蕎麦です。ただ、せいろの完成度が高いので私の好みとしてはせいろの方が好きですね。

このお店、蕎麦前も無く天ぷらも温かい蕎麦も無いお店ですが、お蕎麦好きの人には外せないお店だと思います。
私の中では、埼玉県ではトップクラスのお店です。

ごちそうさまでした!

【満足度】4.3
nice!(0)  コメント(0) 

透明感のある田舎蕎麦 山形 大石田の蕎麦街道 そば切り源四郎(2020年) [蕎麦]

山形の大石田町のそば街道にあるお店です。
8月に入ってすぐに1日だけ夏休みを取りました。しばらく行っていなかった仙台に行く事にしました。どうせ仙台に行くのであれば、山形でお蕎麦を楽しもうと考えました。
食べログのコメントを参考に候補を絞って最初の目的地にしました。川越の自宅から400Kmちょっとの距離です。日曜日の朝ですが、6時半に出ればお店の口開けには間に合うはず。
(以前、仙台に単身赴任していたことがあり、その時は個人的な事情があったので毎週末、川越に帰っていました。そのため、2年ちょっとで8万Km走りました。距離から計算すると仙台―川越を100往復以上した事になります。ですので、400Kmくらいであればそれほど遠いとは感じなくなっています。民主党政権で高速道路の無料化をやっていた時だったので非常に助かりました。民主党政権時代で良いと思ったのはこれだけですが… 笑)
東北道から山形に入ってさらに40Kmくらい北上します。東北中央道は東根北で切れているのでそこからは下道を走りますが、流れは結構良いです。

ほぼ時間通りの11時頃にお店に到着しましたが、まさかの臨時休業、第2、第3候補にも行きましたが、どこもお休み。どうやら先日の大雨のせいで被害があったようです。それからは電話で確認しました。このお店に電話すると、やっているけど途中の道が通行止めになっているので、かなり大きく迂回した道を教えてくれました。この辺りは土地勘がないのですが、大石田はさらに山の中のようです。どんどん山の中に入って行くと「大石田そば街道」の文字が見えますので、道はあっているようです。住所は次年子と言うそうですが、山深くてナビがないと怖くて行けない場所ですね。(笑)
途中、何件か蕎麦屋の看板を見ながら11時40分過ぎにようやく到着です。
お店の横に4台分の駐車場があります。先客が3組いました。

お店は駐車場を上がった所にあり、さらに入口は階段を登った所です。この辺りは雪が深いからこのような造りになっているのでしょう。
IMG_20200802_122020.jpg
入口を入ると普通の大きな家の玄関で靴を脱いで上がります。入って左側に広い畳の部屋にテーブル席が並んでいます。空いている席に座りました。先客はみなさん地元の方のようです。

メニューは
・板そば:700円
・板そば大盛:1,000円
・かいもず(そばがき):800円
です。あとは「きじそば」1,100円、「きじ汁」350円というのもありました。
板そば2枚とかいもずを1つ頼みました。

まず蕨、キュウリ、ナスの漬物がだされました。
IMG_20200802_115748.jpg
その後すぐに板そばが出てきます。
大き目の板に底が見えないほど蕎麦が敷きつめられています。
IMG_20200802_115737.jpg
お蕎麦は太目ですが、それほど極端に太くはありません。褐色でかなり黒い星が飛んでいます。いかにも田舎蕎麦といった風情ですが、切りのエッジが立っていてお蕎麦に透明感があります。これは美味しそうですね~。
IMG_20200802_115744.jpg

まずは一口頂きます。あれ?口に入れた時の風味や香りを感じません。見た目の荒々しさとのギャップが大きいお蕎麦です。食べていると甘味を感じる美味しいお蕎麦ですが、風味をほとんど感じないのが不思議です。

汁は、浸して食べる事を前提としたかなり甘目の汁で、蕎麦との相性が良く、食べやすいです。結構な量がありましたがすんなり完食。

おそばを食べている途中で「かいもず」が配膳されました。
IMG_20200802_120237.jpg朱塗りの口が広い大き目の椀の中に熱々のそばがきが盛られています。温かいうちに一口頂くと、ふわとろ系のざんぐり派のそばがきです。柔らかくて風味ゆたかですね。
00000IMG_00000_BURST20200802120241710_COVER.jpg
ふわふわしていますが、食べると少し水分が多い印象で粗目な食感です。
蕎麦のつけ汁で食べたり、付いてきた納豆を絡めたりして頂きました。

ごちそうさまでした!

【満足度】3.4
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

玄蕎麦 野中[練馬]蟻巣 in ワンダーランド!(^^) [蕎麦]

【2019年7月訪問】
東京の練馬にあるお店です。約1年振りの再訪です。
西武池袋線の中村橋が最寄駅ですが、今回は川越から車で行きました。
川越ICから関越道に乗り練馬で降りて約50分、開店の10分前に到着しました。先客は1組で、開店時には4組が並んでいました。
お店の前の路地を入ると駐車場が3台分ありますが、少し狭いです。

11時ジャストに暖簾が掛かって開店です。壁際のテーブル席と小上がりのテーブル席がありますが、壁際の一番奥(2人掛け)に座りました。
前回は、期待感が大きすぎて少しがっかりした印象でしたが、今回はどうでしょうか。
テーブルの上に夏野菜の天せいろ、天ぷらそばのメニューが目立っています。
「加茂なす、かぼちゃ、おくら、みょうが、谷中生姜、小たまねぎ、枝豆のかき揚げ」だそうです。
私は前回と同じ「せいろ」と「蟻巣の田舎そば」、奥さんは「夏野菜の天せいろ」を頼みました。
(注:「蟻巣の田舎そば」とは蟻巣石を使った石臼を使って蕎麦の実を挽いたお蕎麦です)

10分弱でお蕎麦が出てきました。
IMG_0143.JPG
前回と同じく四角い木のせいろにお蕎麦が盛られています。
色は少し薄めの褐色で切りのエッジが立っています。切りがきれいなので見るからに美味しそうです!
IMG_0145.JPG
まずは一口頂くと、風味が豊かです。歯応えも良くて心地良い弾力感を感じます。これはつけ汁なしで食べられますね~。
とは言え、つけ汁も楽しまなければもったいないです。つけ汁は、色絵の徳利に入っています。
一口頂くと、口当たりがまろやかで、辛口ですがそれほど強くなくてとっても洗練された味です。
お蕎麦との相性も良いですね! さすがという感じです。

丁度食べ終わる頃、「蟻巣の田舎そば」が出されました。このタイミングも良いですね。
IMG_0146.JPG
織部風のざんぐりとした楕円の陶器の上にお蕎麦が盛られています。せいろよりも白っぽい印象ですが、星がたくさん飛んでいます。さすがにせいろほど切りのエッジは立っていませんが、それでも切りが明確な端正なお蕎麦です。
IMG_0147.JPG

一口頂くと、先ほどのせいろ以上に風味が豊かです。歯応えも良く、時々感じる穀物感が心地良いです。そして、食べているとナッツのような香りが口の中に広がります。これがまた最高です!
つけ汁は専用の濃いめの汁です。ただ、昨年よりも少しインパクトが弱くなった印象ですが、1年前の記憶なので当てになりません。(笑)
風味の強いお蕎麦との相性も良いですね。
蟻巣の石臼でしょうか。
IMG_4874.JPG

ごちそうさまでした!
また伺います。

【満足度】4.0
nice!(1)  コメント(0) 

川越「十限無」ベジタリアンだけにたべさせるのはもったいない豆乳蕎麦!(2019年)  [蕎麦]

【2019.02.11記載】
埼玉県の川越にあるお店です。
蔵の街から少し離れた喜多院、成田山別院の近くです。川越ー日高線沿いにあって、お店の正面に川越を代表するお菓子屋さん「くらづくり本舗」の久保町本店がありますので、目印になります。

お店も昨年末で1周年という事で、常連さんもかなり増えているようです。私も週末は通っていますが、毎日来られている方もいるそうなので、私など偉そうな顔はできません。(笑)

このお店の売りは、手打ちではあり得ないくらい極細の十割蕎麦と秘伝の濃厚なつけ汁です。お蕎麦に関しては、どこかの書き込みで、「機械打ちか? 手打ち感なし」とのコメントがあって笑ってしまいました。まあ、褒め言葉なのでしょうね~。(笑) 濃厚なつけ汁は、通常の3倍以上の一番出汁のみを使った「出汁」と2種類の醤油をブレンドし、味醂、氷糖みつを合わせて2カ月以上寝かせた「返し」を合わせた濃厚、重厚なものです。

ですので、蕎麦好きとしては、まずは「十割そば切り」で蕎麦とつけ汁を味わって欲しいです。
しかし、悩ましい事にこのお店には、この濃厚な出汁を使わないのに美味しいお蕎麦もあるのです。
それが以前も紹介した「精進そば」で、青首大根のしぼり汁に「返し」を入れて頂きます。出汁が入っていないので、どんなもんだかと思って食べましたが、驚きの美味しさです。以来病み付きになっています。
IMG_4131.JPG
IMG_4132.JPG
ビタミン大根を使ったものも頂きました。(メニューにはなし)
IMG_5214.jpg
IMG_5215.JPG
さらにもう二つ出汁を使わないお蕎麦があります。(注:コロナの影響で現在はメニューにはありません。復活するとは思いますが…)
・ゆばのせごま豆乳そば(ぶっかけタイプ)
・ごま豆乳そば(つけ汁の代わりにごま豆乳)
私も1年近く通っていますが、この二つは食べた事がありませんでした。「豆乳で蕎麦なんて邪道じゃない?」なんて思っていました。(^^)ところが、食べてビックリ! その美味しさに嵌っています。

ごま豆乳そばも精進そばも出汁が入っていないので、動物性たんぱく質ゼロです。ベジタリアンやビーガンの方には最適だと思います。まずは、そばがき、あるいはそば刺しを食べてから〆に精進そばかごま豆乳そばを食べると満足できると思います。

そばがき、そば刺し、精進そば、ごま豆乳そばは、いずれも「返し」を付けて、かけて頂きます。
以前も書きましたが、この「返し」はとっても甘いんです。味醂と氷糖みつを入れているので甘いのは当然なのでしょうが、この甘い「返し」+「出汁」だけでこのお店の江戸風の辛汁になるとはまったく想像できません。ご主人に確認しましたが、出汁と返し以外は何も入れていないそうです。謎です。(実際には1リットル当り1gの塩を入れているそうです(蕎麦春秋の記事より)が、この程度の量では味にそれほど影響はないと思います)

最初にゆばのせごま豆乳そばに「返し」を掛けて食べる時、甘目の豆乳に甘い「返し」は合わないのでは? と疑問に思いましたが、食べてみるとあら不思議! それほど甘味の立たないきちんとした味のつけ汁になっています。とても不思議でした。

ごま豆乳蕎麦です。
IMG_5732.JPG
湯葉のせごま豆乳蕎麦
IMG_5713.JPG
「返し」は普通の調味料のように足し算ではなくて、 複雑なパラメータが絡み合ったマトリクス演算(意味不明 笑)を行っているような印象を受けました。とにかく不思議です。
IMG_5714.JPG
また、のっている湯葉がまた美味しいです! これほど美味しい湯葉は初めて頂きました。ご主人がお気に入りの湯葉しか使わないそうです。1,300円と少々お高いですが、食材費を考えると妥当なんだと思います。

また、最近さつま芋とゴルゴンゾーラチーズ和えにも嵌っています。もともとお酒やワインを飲む時のつまみなのでしょうが、さつま芋の甘さとはちみつの甘さが丁度良くて甘味としても行けます。盛りつけもお蕎麦屋さんとは思えないセンスの良さです。
IMG_5735.JPG
IMG_5736.JPG
この料理、川越の某レストランがTTP(徹底的にパクる)したそうです。(笑)
長々と書いてしまいましたが、個人的には川越では一押しの美味しいお蕎麦屋さんです。
ごちそうさまでした!

【追記】
メニューが新しくなって、かなり新しいメニューが増えました。その中で「明太子とマスカルポーネチーズの蕎麦」と「わらび餅」を頂きました。

「明太子とマスカルポーネチーズの蕎麦」
明太子とマスカルポーネでお蕎麦を和えて更に海苔と明太子がトッピングされています。期待通りの美味しさです。御主人がもう少し太めの蕎麦でも試してみようかな...とのコメントがあったので、それも楽しみですね~。
IMG_5807.JPG
IMG_5808.JPG
「わらび餅」
本わらび粉を使ってご主人自ら練り上げた本格的なわらび餅です。きな粉がまぶしてあります。
正直言って本当に美味しいです。先日は、あまりに美味しいのでおかわりしてしまいました。(笑) わらび餅本来の美味しいさがきちんと分かります。これまで箸で持てないほど柔らかいわらび餅が美味しいと思っていましたが、柔らかすぎると味はあまり良く分かりませんが、このわらび餅はきちんと美味しさが伝わってくる適度な柔らかさです。
IMG_5941.JPG
IMG_5942.JPG
黒蜜が付いてきます。これもトロトロと時間をかけて煮詰めたもので、味に深みがあります。
甘味好きの方にはぜひ食べて頂きたい逸品です。値段は650円と少々高めですが、本わらび粉を使っていますので納得の味です。
(注:現在は事前に予約が必要です)

【満足度】4.2 

・十限無(じゅげむ) 川越の美味しい十割蕎麦 (2018年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2018-05-04
・十限無(じゅげむ) 川越に美味しいお蕎麦のお店ができた! (2018年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2018-02-18-1
nice!(1)  コメント(0) 

「すみや」 毛呂山にある美味しいお蕎麦屋さん (2018年) [蕎麦]

最近定期的に通っているお蕎麦屋さんを紹介します。
埼玉県の川越の西にある毛呂山という場所にあります。関東三大梅林のある越生や500万本の曼珠沙華で有名な巾着田のある日高市のお隣の町です。

2年前くらいに出来た新しいお店です。御主人は八王子の有名店である車屋で修業をされたそうです。
お店は毛呂山の大類(おおるい)という場所にあります。お店の前に蕎麦畑が広がっているのどかな雰囲気です。車での来店をお薦めします。

広い駐車場があります。塀の向うがお店です。
IMG_4603.JPG
路地を歩いて行きます。
IMG_4602.JPG
なかなか良い雰囲気です。
IMG_4601.JPG
暖簾をくぐるとお店です。
IMG_4600.JPG
お店は新しくてきれいです。天井も高いですね。テーブル席が4つと奥に畳の小上がりの部屋が2部屋あります。
IMG_3497.JPG
そばがきです。このお店のそばがきは、ふわとろ系でとても美味しいです。海苔と山葵、醤油が付きます。
IMG_4742.JPG
ふわふわで量があって満足感が高いそばがきです。
IMG_4743.JPG
季節の野菜天せいろの大盛りです。毛呂山近隣の美味しい野菜の天ぷらが秀逸です。
IMG_4744.JPG
お蕎麦は九一との事で少し太めで、歯応えがあって風味の良いお蕎麦です。
IMG_4745.JPG
天ぷらは季節によって内容が変わります。(初夏バージョン)
IMG_4746.JPG
こちらは秋のバージョンです。
IMG_2730.JPG
一番奥に細長いさつま芋が一本揚げられています。これは豪快です!
IMG_2731.JPG
こちらは鴨汁せいろです。
IMG_3438.JPG
鴨肉は、きちんと表面が炙られています。この一手間がうれしいです。
IMG_3439.JPG
これは鶏肉ときのこ、牛蒡が入ったつけ汁です。(季節限定)
IMG_3059.JPG
こちらも表面が炙られています。牛蒡が美味しいです。
IMG_3060.JPG
このお店は甘味も充実しています。そばがき汁粉です。
IMG_1054.JPG
こちらはそばがきぜんざいです。
IMG_1055.JPG
先日まで北海道の摩周産の蕎麦でした。
IMG_4597.JPG
季節によっては常陸秋そばも使っています。
IMG_3496.JPG
お店の前に広がる蕎麦畑です。
IMG_2862.JPG

ほぼ2年間通っていますが、安定して美味しいお蕎麦屋さんです。この周辺では一番のお薦めのお店です。
若い御主人と女将さんの暖かい接客や従業員の方々の質の高いサービスがうれしいですね。
最近は、お昼時などはかなり混む事が多いです。できれば開店直後に行きたいですね。

近くに行かれた時にはぜひ寄ってみて下さい。
nice!(4)  コメント(0) 

十限無(じゅげむ) 川越の美味しい十割蕎麦 (2018年) [蕎麦]

蕎麦春秋(45) 2018年 05 月号 [雑誌]: 月刊リベラルタイム 増刊

以前紹介した、川越にある「十限無」ですが、3/26発売の「蕎麦春秋」に紹介されました。
御主人は、銀座の「田中屋」で長年修行し、恵比寿の「初代」を有名店にした方です。練馬の有名店の「野中」の御主人とは兄弟弟子の関係のようですね。

私は蕎麦好きで、週に5日は蕎麦を食べています。この一年で埼玉、東京を中心に200件以上の蕎麦屋に行きましたが、なかなか私の好みの蕎麦屋はありません。特に、私の住んでいる川越の町中にはこれだ!というお店が無かったのが正直な所です。

そんな状況で、昨年末にOpenしたこのお店! 実際に通い出したのは3ヶ月前からですが、気に入って週2ペース(多い時は、週4?笑)で通っています。
そのポイントは、香り高い十割蕎麦です。十割蕎麦でこの細切りはあり得ません!(^^)
しかも歯応えも十分。それに加えて、田中屋の田中國安直伝の秘伝のつけ汁が秀逸です。
通常の3倍以上の鰹節を使った出汁がきいています。

DSCF7306.JPG
ここの「そばがき」は外せませんね。柔らかくて香りも良いです。
IMG_4056.JPG
たまには「そば刺し」でも。たくさん添えられた山葵が嬉しいですね。
IMG_4134.JPG
IMG_4136.JPG
野菜天ぷらです。藻塩と岩塩で食べます。
IMG_4235.JPG
こちらは海老天です。これも美味し!
IMG_4318.JPG
このお店の一番のお薦めは、「精進そば」です。
青首大根のしぼり汁に「返し」を入れて食べる蕎麦です。「返し」とは、つけ汁を作る時のベースになるもので、この「返し」に出汁を加えてつけ汁を作ります。出汁が入っていないので、魚介、動物性たんぱく質は一切入っていません。まさに精進そばです。(笑) 肉類を食べられないビーガンの方にも良いかもです。
IMG_4131.JPG
最初は、美味しい出汁を入れない「返し」で食べるのはもったいないと思っていましたが、この辛味大根のしぼり汁が甘味と辛味のバランスが絶妙で、「返し」を入れて食べると最高に美味しいです。
みなさんも、この細切りの十割蕎麦を味わってみて下さい。
IMG_4319.JPG
入口横から見える、「打ち場」です。
IMG_4233.JPG
毎日、使う分だけ石臼で挽いているそうです。
IMG_4231.JPG
ここの御主人の蕎麦に対する情熱は素晴らしいです。これからも応援したいと思います。
GWも後半戦になりました。川越に来る機会があれば、ぜひ十限無に寄ってみて下さい!
「この店で蕎麦を食べるために川越に来る」だけの価値は十分にあると思います。

・ベジタリアンだけにたべさせるのはもったいない豆乳蕎麦!(2019年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2020-08-14
・十限無(じゅげむ) 川越に美味しいお蕎麦のお店ができた! (2018年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2018-02-18-1

十限無:川越市久保町6-6 Tel:049-277-5752


蕎麦の名店案内 首都圏版 (ぴあMOOK)蕎麦春秋(44) 2018年 02 月号 [雑誌]: 月刊リベラルタイム 増刊食べログBOOKS 蕎麦 (saita mook 食べログBOOKS)新版 おいしい蕎麦の店 首都圏版東京 五つ星の蕎麦

nice!(3)  コメント(0) 

十限無(じゅげむ) 川越に美味しいお蕎麦のお店ができた! (2018年) [蕎麦]

昨年末に川越にできた「十限無」というお店です。
DSCF7306.JPG
川越の周辺、日高、坂戸、毛呂山などには美味しいお蕎麦屋さんが多いです。しかし、川越の町の中にはここだ、というお店が無いな~というのが個人的な感想です。(あくまでも私の好みの話です)

このお店があった場所には、以前「鎌倉」というお蕎麦屋さんがあって、定期的に通っていました。抹茶切りやゆず切りなどの変わり蕎麦、和スィーツが充実していて魅力的な店でした。
「鎌倉」が閉店になった後にお蕎麦屋さんが出来た事を小耳にはさんだので、一応覗いてみようかという気持ちでやってきました。
ちなみに、私は週に5日はお蕎麦を食べるくらいお蕎麦が大好きです。東京、埼玉周辺の美味しそうなお店にはできるだけ行っていますが、なかなか好みの蕎麦に出会えていません。(-_-;)

お店は、川越の喜多院の北、成田山別院の通り沿いにあります。向かいに川越銘菓の「くらづくり本舗」がありますので、分かりやすいと思います。
看板は変わっていますが、お店の外観は変わっていません。お店の中に入ると開店祝いのお花が飾ってあります。以前、私の定席だった(笑)カウンター席が無くなっていて、そこは厨房になっています。代わりに以前厨房だった部分がテーブル席になっています。
IMG_3864.JPG
IMG_3865.JPG
テーブル席に座ってメニューを眺めると、蕎麦にコダワリを感じます。
蕎麦へのコダワリを見るには、やはり「そばがき」です。「そばがき」と「十割そば切り」を頼みました。
大きめのそばがきの上に玄蕎麦がのっています。美味しそうです。
IMG_3875.JPG
柔らかくて美味しいそばがきです。蕎麦の風味も十分にあるしっかりとしたそばがきです。最近、私も家でそばがきを作っていますが、なかなかこのように美味しいそばがきは作れません。(^^)
IMG_3876.JPG
そばがきの薬味です。山葵がたっぷりと盛られています。
IMG_3877.JPG
先に蕎麦の薬味が用意されます。山葵は生山葵を自分で摺り下ろすタイプです。
つけ汁が絶品です! 出汁の香りが良く、返しとのバランスが良い重厚な味の汁です。
IMG_3920.JPG
蕎麦は大きなおしゃれな洋皿に盛られています。普通盛りですが、結構な盛りの良さです。
IMG_3922.JPG
かなりの細切りです。十割蕎麦でこの細切りには驚きました。そして、十割そばなのにきちんと繋がっていて切れていません。御主人の腕の良さを感じます。
蕎麦を食べると、風味と香りが口の中に広がります。本当に美味しい蕎麦です!
IMG_3923.JPG
これは野菜天ぷらです。丁寧に揚げられていて美味しいです。パキスタンの岩塩と藻塩が付きます。
IMG_3921.JPG
きざみ鴨きのこそばです。
IMG_3939.JPG
刻んだ鴨肉ときのこ、葱がたくさん入っています。鴨のもも肉を使っているとの事です。香りが良くて美味しそうな油が浮いています。
IMG_3940.JPG
辛味大根を使った「地獄そば」です。ぶっかけタイプで、つけ汁をかけて食べます。
IMG_3944.JPG

そばのアップです。たっぷりの辛味大根と甘めの油揚が良いアクセントになっています。
IMG_3945.JPG
たっぷりのつけ汁と梅干しが付きます。
IMG_3943.JPG

写真を見て分かるように、何度も通っています。(笑)
ちなみにご主人は、恵比寿の人気店「初代」をプロデュースした方だそうです。お店や料理の端々にそのセンスの良さが現れていますね。
川越の町中にも私の好みの蕎麦屋が見つかりました。お蕎麦好きの人には絶対お薦めのお店です。

・十限無(じゅげむ) 川越の美味しい十割蕎麦 (2018年):https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2018-05-04
・川越「十限無」ベジタリアンだけにたべさせるのはもったいない豆乳蕎麦!:https://shisui-shinsei.blog.ss-blog.jp/2020-08-14

十限無:川越市久保町6-6 Tel:049-277-5752


蕎麦の名店案内 首都圏版 (ぴあMOOK)蕎麦春秋(44) 2018年 02 月号 [雑誌]: 月刊リベラルタイム 増刊食べログBOOKS 蕎麦 (saita mook 食べログBOOKS)新版 おいしい蕎麦の店 首都圏版東京 五つ星の蕎麦


nice!(4)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。